空と海の間にキミ

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渋谷すばるの向かうところ

関ジャニ∞渋谷すばるが初のミニカバーアルバムを出す。

という報せを聞いた時、私は驚くと同時に彼らしいなぁと思いました。
すばるくんがソロデビューしたのはちょうど1年前くらいの話。主演映画とソロシングルCD発売。それからソロツアー。関ジャニ∞では初の、ジャニーズグループからとしては8人目のソロデビュー。

彼の歌唱力は抜群。関ジャニ∞を良く知らない人でも、なんか上手い人がいるって認識があったりする。ジュニアの頃からダンスより歌ばっかやってきた。ソロでだして決して恥ずかしいものじゃない。彼はソロになった時、もっと実力を発揮する人だと分析されたこともありましたね。
でも、ファンは嬉しいと同時に、寂しい気持ちも抱いたと思います。でも私はそれはすぐに消えました。だって彼がソロデビューしたのは、関ジャニ∞のためだとはっきり彼の口から言ってくれているから。
関ジャニ∞を先陣切って売り出すというのが渋谷すばるのしたいことの1つだと思います。関ジャニ∞というものをいろんな方面から発信して、いろんな方面から見てもらう。喋りが面白いだけじゃない。演技ができるだけじゃない。音楽だってできるんだぞ、って。


去年、渋谷すばるとしてMステに出演した時、彼は関ジャニ∞と大きく書かれたシャツを着ていました。決して自分を飾りません。
1人でドリフェスに参加した時、最後の最後に自己紹介をしました。「関ジャニ∞っていうアイドルグループやってます!」と。
そしてそれから1年後、その関ジャニ∞を引き連れて渋谷すばるは同じ場所に戻ってきました。そこにいた関ジャニ∞は、テレビで見せる顔とは別の、音楽人の顔でした。音楽好きがこぞってあつまるフェスで、ジャニーズがいるのは余りに異様なはず。でも彼らはそれぞれの楽器を持ち、infinityの文字を掲げ、音楽をした。きっとそれは、別のアーティスト目的で来たお客さんたちに何かしらの跡を残せたんじゃないか。ジャニーズってこんなグループもいるんだって思わせてくれたはず。


そして彼は、カバーアルバムを発売することを決めた。
『カバー』というのは、決して軽々しくやっていいものではない。元々の原曲がある。やるからには、誠心誠意やらなくてはいけない。ただのオリジナルアルバムとは全然違う。カバーアルバムを出すって、結構重いことだと思う。
それを彼自らやりたいと思ったのは、関ジャムの影響もあるかなぁと思いました。この1年は本当に音楽と向き合う1年でした。様々なアーティストさんと触れ合って、セッションして、いろんなことを感じたんだと思います。
彼の歌声は個性的だけど、決して曲を壊さない。曲と個性を掛け合わせて、唯一無二のものを作り上げたな、とアルバムを聴いて思いました。
メイキングビデオを見て、このアルバムにかけた想いをひしひしと感じました。こんな熱量のアルバム、ただのしがないジャニヲタである私が聞くだけじゃ勿体なすぎる。このアルバムを、音楽の大好きな人に聴いてほしい。1発録りで何テイクも録り直して、ここはもっとこうしたほうが良くなる、って、色んな意見を交換して、たまには我が儘も言って、それを受け止めてくれる渋谷すばるバンドの皆さんと、共に作り上げた1枚。努力の塊。ジャニーズのお仕事と一緒にやるのは大変でとても苦労したと思うけど、音楽をしているすばるくんは生き生きとした表情をしていて、楽しんでるんだな、と思いました。関ジャニ∞を売るためとは言ったけど、彼自身やりたいからやってるんです。やりたいことをさせて貰える環境って、本当に貴重。でもそれでちゃんと実績残してるから、やらせて貰えてるんだと思います。


ソロデビューを決めてからの1年間、たくさんのことを成し遂げました。自身初の主演映画では数々の立派な賞を取って帰ってきました。ドリフェスに、関ジャニ∞を引き連れて帰ってきました。でも彼はもっと上を目指す。もっともっとと、貪欲に、食らいつく。彼にしか出来ないことをして、グループに還元させました。

そんなすばるくんを見て、「ジャニーズらしくない」「ジャニーズの枠を超えた」などという人もいると思います。でも私の意見は、そうではないと思う。
彼はジャニーズらしくないことをしているんじゃなくて、ジャニーズが普段やらないような、こーんなこともできるジャニーズがいるんだぞ、って言いたいんだと思います。ジャニーズの枠を超えるんじゃなくて、ジャニーズの枠を伸ばしている。取り入れてるんだ、と。
そんな、ジャニーズが出来ることを増やして世間に伝えるのも、彼がしたいことの1つなんじゃないか。
彼は去年、自身初のソロライブツアーで言いました。

「夢を売るのがアイドルとされているのなら その中に1人くらい リアルを伝えるアイドルがいていいんじゃないですかね」

私は本当に、本当に感銘を受けました。なんて素敵なことを言うんだろう。
ジャニーズって、アイドルって1人じゃないから、いろんなタイプのアイドルがいていい。その中でもたぶん彼は珍しいタイプの、でも紛れもなくアイドル。やっぱり彼はジャニーズの新しい枠を作っているのだ。
こんなジャニーズもいますよ!キラキラ夢だけ売ってるんじゃない、変態だしお酒は飲むしタバコは吸うし髪は伸ばすしヒゲは生やす、そんなアイドルだっているんだよ!いていいんだよ!と。



歌が発売される前のスバラジで、こんなお便りがありました。

「数十年サザン一筋で生きてきた私が、渋谷さんの歌に引き込まれ、ついにファンクラブに入りました。今ではサザンと関ジャニ∞の両方を応援しています。そんな時に、渋谷さんが私の大好きなサザンのカバーをしてくれるなんて、夢みたいです。」

この方が何をきっかけに渋谷すばるの魅力に気付かされたのかは分かりませんが、それでも彼は確実に、サザンなどの世代の方々を魅了しました。そして渋谷すばるだけでなく、関ジャニ∞を好きになってもらえた。すばるくんはこのラジオで「こういうことですよ、俺がしたかったことは」と言っていました。彼は多方面からファンを引き寄せています。



渋谷すばるの向かうところは、もっと、もっと上なんだと思います。
最初はCDを手売りするようなグループが、番組をいくつも持って、紅白に出て、毎年ドームでツアーをしている彼ら。こんなに大きな存在なのに、ファンをeighterと呼んで大事に大事にしてくれる。それでももっと上を目指している。今に満足していない訳ではないと思います。元気が出るLIVE!!の最後のコメントですばるくんは、「これが今出せる全て。出来ないことはしない。出来ることを全力でやる。」と言いました。でもこれって、出来ないことを出来ないままにするって訳じゃないと思う。今出来ないことも、次会う時には出来るようになってるから、また来いよ。まだ離れんなよ。俺たちまだまだこれからだから。もっと上に行くから、しがみついてこいよ。そんな風に言われている気がしました。それを見届けるまで、私はeighterだな、と。見届け終わることは、決してないと思うけど。




渋谷すばるの向かうところは、関ジャニ∞の向かうところです。